年末年始、編集地獄で赤坂のスタジオに篭っておりました。

お陰で、いただいた年賀状にもまだ一枚も返事が出来ていません・・・。


その2週間弱の間に、厳しい先輩に徹底的にしごかれて、心も肉体も追い詰められて、

体重も激減。20代から30代の人生で最も軽くなっておりました。


しかし、先週頭に無事納品。

そのMAの終わった後、その厳しい先輩から労いの言葉と、

誰かが伝えてくれたのでしょう、誕生日のお祝いも兼ねて、ご飯をご馳走になりました。


自分の余りの出来なさと、先輩の余りの寛大さに、涙が流れそうでした。


三梨もとうとう38歳、人生も後半戦に突入です。



精神的にもやっと落ち着いてまいりました。

こうしてグログを書けるようになったのですから。


2007年に、偶然に始まった、私のテレビディレクター業。

いきなりディレクターとして起用してもらったは良い物の、

やはり基本的なテレビ番組の知識や技術的な基礎体力が圧倒的に不足していて、

それは自分でも自覚していたのですが、今回、新しい番組を担当させてもらったことで、

自分の駄目さ加減が全て表に表れました。


やることなすこと、ワンカットごとに、全て駄目だしをくらい、

丸裸にされて、この10日間、鞭で打たれ続けた感じです。

せっかく私にチャンスをくれた先輩も、このままでは私が使い物にならないと判断。


「三梨は、圧倒的に素振りが足りてない感じ。

僕が今、口を酸っぱくして言っている事は、テレビでも、映画でも、

自主映画やるにしても変わらない、映像をやる上で基礎的な部分だからね。」



もちろん自分でも、今回の件で腹が据わりました。



38歳という年齢ではありますが、

若いディレクターの方々には使いずらいADと思われるかもしれませんが、

それでも「今年1年は、ADをやってみたら」という、その先輩の言葉を受け止めて、

今年は一年間、みっちりとADをやる決心をいたしました。


そして色々なディレクターの仕事を見ながら、修行をしようと思います。



来年以降の、自分のために。

何時か実現させたいプロジェクトのために。

何時か一緒に仕事をしたい人達と、台頭に向かい合えるようになるために。